だいぶ前ですが、
父の相続をされた方からご相談がありました。
弟さんは最近、投資にはまっているようで
空き家をリノベーションして賃貸したいらしいのです。
実は、
親から相続した自宅(空き家)が
兄と弟の「共有名義」になっている場合、
共有者全員の合意がなければ
売ることはできないのです。
空き家が放置される原因に
「共有名義」のケースがあります。
親の自宅を共有にしたい、と言う方はいます。
理由は
「兄弟平等に相続したい」
また、相続に慣れていない法律専門家でも
「共有にしたらいいですよ」
と言う方もいます。
「平等に相続」
一見良さそうに見えますが、
長期的視点にたつと、低くないリスクが存在します。
「共有名義」ではなく
「ひとり名義」にしておくことをお勧めします。